株式会社マイテック
―業務内容
プラント配管工事
プラント配管工事とは、製鉄所・化学工場・火力発電所・水力発電所・石油化学工場といった産業施設のプラント内の設備に対する配管工事の配管システムを設計、施工、保守する工事のことを言います。この工事には以下のような作業が行われます。
設計
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配管のレイアウトや流路を設計し、最適な配管経路を計画します。流体の種類、温度、圧力などの条件を考慮して設計します。
材料調達
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配管に使用する材料や部品(管、バルブ、フィッティングなど)を選定し、調達します。
製作
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配管を必要な長さや形状に切断し、必要に応じて曲げ加工や溶接を行います。
据付
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配管を現場に持ち込み、設計図に従って据付を行います。これには、配管の支持構造の設置や、既存設備との接続作業が含まれます。
試験・検査
- 据付後、配管の耐圧試験や漏れ検査を実施し、安全性と機能性を確認します。
保守・メンテナンス
- 稼働後の配管システムの保守点検や修理を行い、安定した運用を維持します。
配管と一口にいっても役目はそれぞれ異なり、液体やガス等、さまざまなものを輸送しています。輸送するものに合わせて、素材も変えなければなりません。また、配管にはさまざまな機器が設置されており、全く別の専門的な知識や技術が必要です。
鍛冶工事
鍛冶工事は、製鉄所・化学工場・火力発電所・水力発電所・石油化学工場、建設現場において鉄骨などの建材をさまざまな溶接技術を用いて加工と組み立てを専門とする工事の事です。以下のような作業が行われます。
金属加工
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切断: 金属材料を所定の長さや形状に切断します。
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曲げ加工: 金属を所定の形状に曲げるための加工を行います。
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溶接: 金属部品を高温で溶かし、接合します。アーク溶接、TIG溶接、MIG溶接などの技術が使われます。
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穴あけ: 金属に必要な穴を開ける加工。
組み立て
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構造物の組み立て: 鉄骨構造物やフレームなどを組み立てる作業。建物や橋梁などの骨組みを作成します。
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装置の設置: 工場の機械設備や配管の取り付け。
修理・メンテナンス
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部品の修理: 古くなったり破損した部品の修理や再生。
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メンテナンス: 定期的な点検と保守作業を行い、設備の寿命を延ばします。
仕上げ
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研磨: 金属の表面を滑らかにするための研磨作業。
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塗装: 防錆や美観のために金属表面に塗装を施します。
安全管理
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安全対策: 高温での作業や重機の取り扱いなど、安全に作業を行うための管理。
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品質管理: 作業の品質を確保するための検査やテスト。
建設現場における鍛冶工事は特に高所での作業を行われます。危険を伴う高所での工事には専門的な技術が求められ高所作業と鍛冶工事の両方のスキルを高いレベルで身に付けている必要があります。
溶接について
溶接は、金属やプラスチック部品を高温で溶かして接合する仕事です。
溶接はさまざまな産業で使用され、構造物や機械の製造、修理、保守などに不可欠な技術です。
主な溶接技術
MIG溶接(Metal Inert Gas Welding)
自動的に送られる溶接ワイヤと不活性ガス(アルゴンやヘリウム)を使用。高速で、比較的簡単に操作できる。自動車、建設、製造業など幅広い分野で使用される。
TIG溶接 (Tungsten Inert Gas Welding)
タングステン電極と不活性ガス(通常はアルゴン)を使用。高い精度と美しい仕上がりが特徴。薄い金属や高精度の部品に使用される。
アーク溶接 (Shielded Metal Arc Welding - SMAW)
溶接棒とアークで金属を溶かし、溶接部に保護ガスを供給する。比較的古い技術だが、依然として多くの用途がある。建設や製造業などで使用。
ガス溶接 (Gas Welding)
酸素とアセチレンガスを燃焼させて金属を溶かす。比較的古い技術で、特定の用途に使用される。小規模な修理や溶接作業、細かい作業に適している。
レーザー溶接 (Laser Welding)
高エネルギーのレーザー光を使用して金属を溶かし、接合する。非常に高精度で、非常に小さいスポットで溶接が可能。精密機器や電子機器の製造、高度な技術が要求される分野で使用。
抵抗溶接 (Resistance Welding)
電流を流して金属部品を加熱し、接触部を溶かして接合する。特にスポット溶接が代表的。自動車産業や製造業での大量生産に使用される。
溶接は多様な技術と方法があり、各技術には特定の用途や利点があります。目的や材料に応じて最適な溶接方法を選ぶことが、良好な品質と効率的な作業の鍵となります。